屋久島旅行記
一日目 白谷雲水渓を散策

イメージ  森を流れる清流が素敵でした 

■白谷雲水渓は「もののけ姫」の世界

はりつめた〜弓の〜♪」
もののけ姫の歌が聞こえてきそうなここは白谷雲水峡。屋久島入りしたその日の朝、さっそく森に入ってみました。
 レンタカーで山道を登る。途中工事中で道が狭くなっているところもあるけど、上の駐車場までわりと舗装された走りやすい道が続いていた。駐車場に車を置いて、さっそく森の中へ。
 屋久島に来て最初に実感したのは、やはり空気がおいしいこと。あまり暑くなくて爽やかだ。
 山に入ってすぐ出会った人同士が必ず「こんにちは。」と挨拶をかわすことに気付く。

最初はちょっと照れたけど、その後は積極的に挨拶をする。すっかり忘れていたなあ、知らない人と会釈するなんてこと。街で出会っても決して言葉を交わすことのない人同士が山のなかでは自然と言葉を交わす。うーん、自然の中なればこそ、人はこんなにのびのびといい顔をしているのだね。
 私たちが選んだのは原生林コース(4.8km、2時間半)。至るところに1000年クラスの杉がある。枝に結び付けてくれているピンクのテープの誘導にしたがって進む。
 これは予想以上にいい。もう、これは「もののけ姫」の世界そのものだ。(というより、「もののけ姫」がこの屋久島をイメージにつくられたんだけど。)本当にコダマが木陰から顔を出しそうだ。あまりにきれいで、うれしくて珍しくて心が踊る。こんなところを今歩いてるなんて、本当にいいのかなあ、今ごろ働いているみなさん、ごめんなさい、などと思ってしまう。この白谷雲水峡は初心者でも必ずまわれて、景色はすばらしくきれいです。屋久島の森は心が洗われるような清らかで、なんてことなく通りすぎてしまうけど、どの景色も本当は通りすぎるのがもったいないほどの景色で、ふだんとはかけはなれたとてつもない自然がそこにあるのです。ときどき石を飛んで沢を越えたりもするけど足場もそれほど危なくないので、周りの景色を堪能できます。

 途中、弥生杉(3000年)、二代大杉、三本足杉、くぐり杉などなどりっぱな杉が迎えてくれます。このコースは木をくぐったり、株の空洞に入り込んだり、鹿に遭遇したり、沢の水のつめたさに触れたり、道に迷ったのかと不安になったり(おいおい)、変化に富んでいて最大級のおすすめ。大満足でした。明日の縄文杉ウオークを控えて山に入るなんて、吉と出るか凶と出るか?!と思ったけど、自分に合ったペースとコースを選べるので心配はいりませんでした。
 次の日の縄文杉がおもいっきり体育会系だったのに対し、白谷雲水峡はやさしくてロマンチックでした。ぜひ、いつか行ってみて下さい。
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■ 一日目のお宿 晴耕雨読さんへGO!

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